イエロ]のお話

イエロ(←著者の名前)が自由きままに書き込みます。

世界でいいじゃん

ブリキの色の機械に乗って
窓の外の
カラフルな星がいっぱい
誰かの人生がいっぱいで
ブクブク音を立てる燃料を尻目に
ゆっくりゆっくり彷徨って
終わりにはいつもの駅に戻ったりして
まだ温かい魔法瓶に入ってる
特別なお茶を飲んで流れる綺麗なもの達を堪能したいな。

植物のいっぱいの家に戻ると
外のテーブルに隣のおば様がいて
今年もいい実がなってるね
ってコロコロ笑って
夕食の時間だからまたねって
お話切り上げて

植物達から実や葉をもらい
オリジナルのレシピから何品か作って
足りない調味料は隣の
お兄さんに借りたりして
窓に映る昼間の光景を見ながら
食べたりしたいな。

次の日、植物達のお世話と部屋の
掃除をしてたら
玄関のガラスのベルが鳴って
出ると、透き通るような金色の髪をした
男の子が立っていて
いつもありがとう。これもお願い。
って手に持った小さな鉢植えの命を
私に託したらすぐに
笑顔でブリキの色の機械に乗って
行ってしまうから
名前も素性も聞けなかったけど
どこか懐かしくて
手に持った鉢植えから
じんわり温かいものを感じる一日。